メルセデス・ソーサ(Haydée Mercedes Sosa, 1935年7月9日 – 2009年10月4日)はアルゼンチン・フォルクローレの女性歌手である。
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Mercedes Sosa / メルセデス・ソーサの経歴
北西部のトゥクマンで貧しい労働者の家庭に生まれる。首都ブエノスアイレスに出て様々な職を転々としたのち、1960年代半ば、30歳頃に歌手として世に出る。
1973年、作詞のフェリックス・ルナ、作曲のアリエル・ラミレスと組んで、アルゼンチン史上の8人の女性(7人のアルゼンチン人と1人のボリビア人)を歌ったアルバム「アルヘンティーナの女(Mujeres argentinas)」を発表、フォルクローレ史上に不朽の名を残す。
しかしアルゼンチンが軍事独裁政権下にあった1970年代後半には、フランス、次いでスペインへの亡命を余儀なくされた。歌による社会変革を目指した新しい歌運動の第一人者と目された時期もある。
1982年、アルゼンチンが民政に復帰するのと前後して彼女も帰国するが、それ以降はアルゼンチンのフォルクローレという枠を越えて、キューバブラジルなどラテンアメリカの広い範囲の曲を取り上げるとともに、アルゼンチンの曲でも、ビクトル・エレディア、ペテコ・カラバハル、レオン・ヒエコなど、(1980年代前半当時としては)若手音楽家の作品を数多く歌っている。歌うことが専門であり、ギターの演奏、作詞・作曲などは知られている限りはまったく行っていない。
2009年10月4日、多臓器不全のためブエノスアイレスで死去。74歳没。
Melcedes Sosa : メルセデス・ソーサの曲
・アルフォンシーナと海 – Alfonsina y el mar(アルヘンティーナの女-Mujeres argentinas収録)
・ファナ・アスルドゥイ – Juan Azulduy(アルヘンティーナの女収録)
・人生よありがとう – Gracias a la vida(ビオレータ・パラ作詞・作曲)
・バルデラーマ – Balderrama
・この手に大地を – Cuando tenga la tierra
・エストレージャ・アスル – Estrella azul(ペテコ・カラバハル作詞・作曲)
・歳月 – Años(パブロ・ミラネス作詞・作曲)
・開かれた血管 – Venas abiertas
・すべては変わる – Todo cambia